視座が高い。視野が広い。
知識は誰に奪われない。
知識武装と言う言葉があるように、いちばん強い武器は知識だと考えている。
正確に歩みを進めるには自分のいる場の地図を持つ必要がある。
市場調査が欠かせない。
ひと環境ひと作業
最近の私は、カフェで作業することが増えた。
元々は家での作業が好きだったインドアな性格だったものの、一人暮らしを始めてからその傾向が変わりつつある。
というのも、やはり場所を変えないとなかなかメリハリがつかない。
作業ごとに場所を変える、ひと環境ひと作業を最近は実践している。
市場調査
そこで、カフェでの作業は市場調査になり得るということに気が付いた。
普段なかなか外に出ない暮らしだったので、カフェで何時間も作業することが私にとっては新鮮な体験だった。
朝、カフェにいる人は何かしらの“作業”を持ち込んでいる人が多い。
そうじゃないとしても、優雅な朝を過ごしていることに違いはない。
分かりやすいのであえて強い言葉を使わせてもらうと、「意識の高い人」が多い。
そこで、周りにいる人を見ることで市場調査になりえることに気が付いた。
内に燃えたる闘志
朝のカフェにいる人を見渡してみる。
FPの勉強をする私を皮切りに、
・宅建士の勉強をする男性
・中小企業診断士の勉強をする若者
・アート作品を創るクリエイター
・赤本を開いて受験勉強をする未来ある高校生
・六法を広げて法律を学ぶおばあちゃん
・社労士の勉強をする女性
本当に多種多様な高い意識の人たちがいて面白い。
勉強の仕方もそれぞれで、
ルーズリーフに書いて学ぶ人もいればテキストをひたすら読む人、
タブレットに書き込んでいる人もいれば、PCを開いて編集をしている人、
イヤホンをつけてオンラインで講義を受けている人など、
見ているだけで最近の流行をぼんやりと捉えることができる。
それも、休日の朝7時からこれである。非常に面白い。
新たな在り方のヒント
そこで、ついこの間の朝カフェでの出来事を話したい。
横並びの勉強スペースを3席陣取る家族がいて、
姉(高校生)、妹(小学生低学年)、母の順に座る。
姉は高校の勉強。妹は漢字のテキスト。母はPCを開いてそれぞれ作業。
妹が分からないところがあったのか、母に何度か質問していて、最近の教育方法・勉強環境の整え方について考えさせられた。
娘たちとしてもカフェだとだらけられないし、
分からない問題があったとして、何でもかんでも聞く訳にもいかないから、まずは自分で考えてみる。
それでも分からないところだけ、要点をまとめて質問するという仕事にも通ずる能力が磨かれるのかもしれない。
「これが終わるまで今日はゲームしちゃダメだよ」
という家での教育の仕方から、
「これが終わったらカフェ出て次の〇〇に行こうね」
という令和の勉強方法に、時代は変化している。
なんてことを感じながら、資格の勉強と共に世の中の傾向も学べるいい機会だった。
やはり、人は、人との間にしか生きられないのかもしれない。