FuzzyGrey

曖昧の中に真実を

尖れる人間。

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「あの頃は尖っていた」と、よく聞く。

成功を収めた人は、尖っていた時期を経て来ている。ことが多い。

今回は、この事実について少し考えてみる。

「尖る」の漢字について調べてみた。

尖るという漢字

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「尖る」という漢字は、「小」と「大」から成り立っている。

その成り立ちを象形文字まで遡ってみる。

「小」は、小さな点の集合のこと。

「大」は、両手両足を伸ばした、いわゆる“大の字”の状態の人間のこと。

これらを合わせて「尖」になる。

「小」は小さく、「大」は大きい。

そして「大」の上に「小」が乗るという形で「尖る」になる。

もとが大きくて末端にかけて小さくなる。

つまり、土台が大きい。基盤が整っている。そう読める。

丸まれるという才能

土台が整っている人が“尖る”からこそ、丸まることができ、後に笑い話になる。

基盤すらできていないのに尖っている人はただの“抗い”に過ぎない。

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「丸まった人」の尖っていた時代というのは、土台があるからこそ成立する。

故に、丸まった際にその人なりの芯が残って、それが個性として認知される。

尖る資格をもつためにも、まずは基盤をしっかりと整えること。

孤独から目を背けずに自分を内省する。

自分という人間をしっかり認識したうえで、尖って光れば良い。

何事も小さな一歩から。

ちょっとやそっとのことでは揺るがない確かな基盤を作ってから存分に尖っていこうじゃないか。