気が使える人と気が利く人。
ひとつの本からはひとつの学びで充分だよ、という記事を先日書いた。
ということで、一番最近読んだ本から得た学びを共有したい。
『機嫌のデザイン』から得た、ひとつの学び。
それは「最大の親切は悟られないこと」という考え方。
「気遣い」と「気が利く」の違い
気遣いというのは、こちら側の親切に相手も気付くこと。
一方、気が利くというのは、相手に感じさせないさりげない親切。
気が利く人の行動は、された側が気付かないうちにそっと親切されている状態。
ありがとうすら言わせない、“当たり前”を常に用意し続ける人のこと。
気を使える人なのか、気が利く人なのか。
この似た言葉には大きな違いがある。
気が利く人になるために
では、気が利くためには何が必要か。
先読み力、先回りの思考である。を
「これをしたらどうなるか」「この後、何が必要か」
こうやって次に起こりうる事をシュミレーションして、常に先を生きること。
事象が起こってからではなく、最初からそうであったように、当たり前に行う。当たり前と思わせる。
それを、そっと人知れずに行うことが最大の親切だ。
そう、気付いてもらえないから、孤独な戦いになる。
気付く人は気付く
だからこそ、期待をしないこと。
気付く人は気付くし、気付かない人は気付かない。
この事実を理解する。
気付く人が正で、気付かない人が悪。ではない。
そういう人と、そういう人な、だけ。
自分の中で腑に落として、「あ、今の私気が利いてたな~」と自己完結すればいい。
そうやって騒がずに、健気に、ご機嫌でいることが最も重要。
この些細な気配りの積み重ねが後にとんでもないほど大きな差を生む。
気付く人は波動が高い。
自分の波動を高い位置に設定し続けることで、そこに引き合う。
そこに引っ張り上げられる。
それまで淡々と当たり前におこなうに尽きる。
何事も、小さなことから始まる。理解して、行動すること。
意識の違いは大きな違い。