日本人と外国人。
一長一短、たくさんの違いがある。
今回はその中でも、文法の違いに着目したい。
文法の違いによって考え方が正反対になっている。
日本人はまどろっこしい。
逆算思考の外国人
外国人は逆算思考なところがある。
GOAL(目標)を定めて、そのために何が必要かを考える。
その考え方の根源は英語の文法にある。
英語は結論を先に言い、背景を後に持ってくる。
I was late because there was an accident.
意味:事故があったので、遅刻しました。
このように、遅刻したという事実を先に伝えてから事故があったという背景をつけ加えている。
普段のコミュニケーションである第一言語の文法が結論先行だとすると、自然と考え方が結論思考になることも頷ける。
これはほかの様々な場面でも影響していて、例えばサッカー。
海外のチームはゴールを奪うという目的の為に、ポゼッションだったりカウンターだったりといった戦術を取る。
サッカーにおいて最も大切な“ゴールを奪う”ということが常に頭にある。
対して日本はポゼッションをすることが目的になるチームが散見される。
これには日本の文法のまどろっこしさが影響していて、結論に辿り着くために状況を説明している間に本来の目的を忘れることによく似ている。
まどろっこしい日本人
そんな日本語の文法について。
日本語の文法は結論を最後に持ってくる。
結論を先に持ってきて理由を最後に持ってくる英語的表現は「倒置法」と表現され、強調されているくらいだ。
これを先の例で見てみる。
I was late because there was an accident.
意味:事故があったので、遅刻しました。
このように、説明が先、結論が後になっている。
この英語を単純に和訳すると「私は遅刻しました。なぜなら事故があったからです。」という日本語的には少し変な言い回しになる。
これが日本語と英語の文法の違いがもたらす考え方の違いに影響しているのではないだろうか。
日本語の他に英語を使えると2つの方向から物事を見れるといった利点もあるのかもしれない。