大好きなYouTube(37歳男東京在住)が結婚する。
極端な意見が売りの彼は、今回の結婚に際して前契約書を結んだという。
その概念すら初めて知った私は「婚前契約書」について調べてみた。
そこで学んだ驚きの事実、令和の時代を垣間見た。
ということで、共有したい。
婚前契約書とは
婚前契約書について、そもそも日本ではまだ馴染みがない言葉。
これはアメリカでは既に慣習化している概念で、アメリカではプリナップと呼ばれている。
アメリカは離婚率が高く、元々契約社会。
そのため、結婚の前にも契約を交わすことが多いそう。
調べてみるとアメリカの方では2013年頃からニュースになっていて、やはり日本には約10年遅れでやってくる。
というのも、渡辺謙や深田恭子、SILVAといった芸能人が婚前契約書を交わしたことでやっと日本で話題になり始めている。
遅い。10年の遅れ。せめて言葉だけは、概念だけは知っておく必要がある。
このプリナップは、主に自分の財産を守る目的や、不貞行為に対する対策として婚前に契約を交わしておくという趣旨のものらしい。
そもそも当たり前じゃない
「婚前契約書を交わすことによって結婚生活の感動が増す」という見出しを目にした。
終わりを考えるからこそ今を大切にできる。
離婚を意識して結婚することで、今ふたりが共にいることが、いつまでも当たり前にならない。
といった趣旨での、この見出し。
一理あるな、と思った。
結婚生活に夢を見るから破れる。
夢を見ずに終わりを見れば淡々と幸せが続く。のかもしれない。
それをできる時点で冷めてるし、現実を見てる。
ただ、温かい料理が冷めると美味しくなくなった、と感じるが、初めから冷めた料理なら冷めてもそこに差は生まれない。
善し悪しは置いておいて、差は生まれない。
ほかほかの食べ物よりも、ちょっと温かいくらいの幸せの方が持続する。のかもしれない。
我々は生まれてから死ぬまで生を生きる。
死を意識した生が出来れば少しは有意義な時間が増える。のかもしれない。
結婚なんてただの契約。締結があるということは解消もあり得る話。
そこに見ないふりをしていてはいつか大きな火山が噴火することになる。
婚前契約書とはそういうことの定義付けではないだろうか。
ルーによって秩序は保たれる
大量に人を殺しては死刑になる。
そこにルールがあるおかげで一定の秩序は保たれる。
仮に、不貞行為をしたらパートナーに300万支払うというルールが決められていたらどうだろうか。
不貞行為をしてバレたら300万を支払うことになる。元よりそういう契約だから。
そうすると分かりやすいし、する側もそこに300万の価値を感じるならする、感じないならしない。
そういった基準になり得るのかもしれない。
終身雇用の時代が終わって、終身婚姻の時代も終わりに近づいている。
「婚姻しているうちは濃く、幸せでいようね。」
これが令和の在り方だ。
こういった極端な例の話をする際に、良い悪いの話は一旦置いておくことが必要。
良い悪いの感情論ではなく、
「そういうやり方もあるんだな」と自分を広めるためにまず吸収する人間。
まさにそれが私であり、それが大器晩成の人間であろう。
あなたにとっての幸せはなんですか?
あなたにとっての在りたい姿はなんですか?
今一度常識を見つめ直してみること。
この記事があなたの人生のブラッシュアップの些細なきっかけになれば、幸いです。